2023年10月15日
“せいだ芋”の名前のもとになった、中井清太夫(なかいせいだゆう)がじゃがいもの神様「芋大明神」として祀られる龍泉寺(山梨県上野原市上野原6362)。歴史の舞台になった龍泉寺にて、2023年10月14日(土)に「お寺マルシェ feat.Seida-Imo story Time」が開催されました。
江戸時代、大飢饉の難。甲州代官・中井清太夫は、ジャガイモの栽培を奨励し、多くの民が飢餓の危機から救われました。感謝した人々はこの芋を代官の名にちなんで「清太夫」「せいだ芋」と呼ぶとともに、後に代官を「芋大明神」として山梨県上野原市の蔵王山龍泉寺にお祀りしました。供養は今日も続けられています。
この歴史を描いた絵本「せいだ芋のはなし」が、上野原で国際交流活動に取り組む@taste_of_uenohara によって英語版が登場しました。この英語版の発行記念として、国際交流イベントが初開催されました。
〈当日の様子〉
気持ちの良い秋空の下、11時30分より「お寺マルシェ feat.Seida-Imo story Time」が開幕。
お堂も解放され、開催に向けて主催者代表もお着物でお出迎え。
境内はテントが貼られ、「上野原」「龍泉寺」「せいだ芋」に縁のあるアイテムが並び、販売されました。
中井清太夫(なかいせいだゆう)がじゃがいもの神様「芋大明神」として祀られる石岐。彼の名と歴史を引き継ぐ「せいだ芋」から作った「本格焼酎 芋大明神」と「せいだ芋のポテトフライ」も一緒に。
「上野原せいだプラント」の2023年の活動レポートや、関連商品の紹介パネルも一緒に展示していただきました。
お寺の玄関には「本格焼酎 芋大明神」と「せいだ芋のポテトフライ」が展示され、皆様をお出迎え。
もちろん、本堂にも「本格焼酎 芋大明神」も。ラベルはご住職による直筆で龍泉寺の御朱印が捺印されています。
「上野原せいだプラント」による「せいだ芋」の栽培活動パネルも添えられました。
「上野原せいだのたまじ本舗」による上野原の郷土料理「せいだのたまじ」の販売も。「上野原せいだのたまじ本舗」は山梨県が認定した郷土食の調理技術や知識の伝承に取り組む公式認定団体「食の伝承マイスター」でもあります。
上野原市のイメージキャラクター「たまじまる」は、「せいだ芋」と「中居清太夫」がモチーフになっています。
「せいだ芋」の生産者、四方津高柄山農園さん。「上野原せいだプラント」の栽培パートーナーさんでもあります。
上野原観光協会による販売ブース。山梨ならではのワインと併せて、「本格焼酎 芋大明神」、「せいだ芋のポテトフライ」も販売されました。
大人気だった「見晴亭」によるベーグルとせいだ芋のフォッカッチャの販売。
「本格焼酎 芋大明神」の立ち上げ、「上野原せいだプラント」の活動初期から支えてくださっている「ゆうきの輪」さんも参加。
今回のメインコンテンツである絵本「せいだイモのはなし/Seida-Imo story」の読み聞かせ。当日はNHKの取材等も入り、国籍や年齢、地域を超えた聴講者で賑わいました。
今回の主催者である「Taste of Uenohara」の川村代表と英語版の読み聞かせを担当したBenさん。
「せいだ芋」によって、町が飢饉から救われ、この“歴史と文化”をもたらしてくれたように。「せいだ芋」が故郷を豊かに導いてくれるのを願い、引き続き「せいだ芋」を通した地域活性活動にご協力していけたらと思っております。そして、新しい“物語”を皆さまと一緒につくれますように取り組んで参ります。
【イベント概要】
名称:「お寺マルシェ feat.Seida-Imo story Time」
※後援:上野原市、協力:上野原観光協会
期間:2023年10月14日(土)
時間:11:30-15:00
場所:上野原市 龍泉寺
山梨県上野原市上野原6362
開催概要はこちら。
♦︎特別コンテンツ
・Taste of Uenohara presents 英語版/日本語版「せいだ芋のはなし」の読み聞かせ。
・上野原市キャラクター「たまじまる」の登場!(https://www.instagram.com/tamajimaru/)
♦︎出店内容
・郷土料理「せいだのたまじ」(せいだのたまじ本舗)
・上野原名物「酒饅頭」(高城まんじゅう店)
・龍泉寺特製「建長寺仕込み!けんちん汁」(龍泉寺)
・「山梨ワイン」(Uenohara Wine Wall)
・駅前から特別出張!「見晴亭 パンと焼き菓子」
・“せいだ芋”も登場!野菜販売(四方津高柄山農園)
など